ソフトウェア開発者の仕事術

スケジューリングでリソースを有効に使う

企業でソフトウェア開発者として働く場合、自分の時間や気力に対しコスト意識を持つことが大切だ。
自分が会社で過ごす1分1秒には賃金が発生しているから、無駄にするわけにはいかない。
また、自分自身のモチベーションを高める意味でも、効率良く仕事をすることが求められる。
そこで、以下では私がおすすめする仕事術のひとつである「スケジューリング」について紹介する。

■スケジューリングとは
朝、出社してPCを立ち上げたら、まずテキストエディタを開き、一日のスケジュールを分単位で書き出す。
大まかで構わないので、数分程度でざっと書き出す。
例えば、以下のような感じだ。

9:00~9:30 メール確認
9:30~10:00 昨晩中実行しておいたテストの結果確認
10:00~11:00 プロジェクト会議
11:00~12:00 ○○さんのソースコードレビュー
12:00~13:00 昼休憩
13:00~16:00 コーディング
16:00~16:40 打ち合わせ
16:40~17:30 コーディング
17:30~18:00 改善活動

そして、業務を遂行する中で予定と実績が合わなくなった部分を書き換えていく。
例えば「昨晩中実行しておいたテスト」で問題が見つかった場合、以下のようになる。
("#"以下は説明のためのコメント)

9:00~9:15 メール確認 #予定より早く終わった
9:15~9:30 昨晩中実行しておいたテストの結果確認 #問題が見つかった
9:30~10:00 コーディング #テスト結果確認を中断したので他の作業を前倒しした
10:00~11:00 プロジェクト会議
11:00~12:00 ○○さんのソースコードレビュー
12:00~13:00 昼休憩
13:00~14:30 テストで発生した問題を修正 #新たに発生した作業
14:30~16:00 コーディング
16:00~16:40 打ち合わせ
16:40~17:30 コーディング
17:30~18:30 テスト実行開始 #今晩中を使ってテスト再実行、準備のために30分残業予定が発生

最終的には、以下のようになるかもしれない。

9:00~9:15 メール確認
9:15~9:30 昨晩中実行しておいたテストの結果確認
9:30~10:00 コーディング
10:00~11:00 プロジェクト会議
11:00~12:00 ○○さんのソースコードレビュー
12:00~13:00 昼休憩
13:00~14:30 テストで発生した問題を修正
14:30~16:00 コーディング
16:00~16:40 打ち合わせ
16:40~17:30 コーディング
17:30~19:00 テスト修正
19:00~19:30 テスト実行開始 #失敗
19:30~20:30 テスト修正
20:30~21:00 テスト実行開始 #ようやく成功

これをすることによる3つのメリットを以下に示す。

●時間の使い方が有効化される
時間を区切り次のタスクを意識することで、作業を無駄なく逐次遂行していくことが出来るようになる。
これは「次にすること」「今の作業をいつまで続けるか」が明確になり、作業のゴールを見据えて
自らの中でゴールへの道のりを組み立てながら作業が出来るようになるためだ。

●一日のゴール(残業時間)の予定が立つ
今日の仕事が何時頃終わるのか。その目処が立つだけでもモチベーションが上がる。
いつ終わるともしれない作業に取り組んでいては、精神的にも疲弊してしまう。
残業するとしても、それがいつまでなのか目処が立っていれば、意欲的に取り組むことが出来る。

●自分がいつ何をしていたか後から確認できる
毎日書き出して保存しておいたテキストファイルが、後から役立つことがある。
コーディングを合計何時間したのか、○月×日△時に自分は何をしていたのか。
そういった記録にもなる。
上記の例においては、テストがうまく動作せず最終的に21:00まで残業しているが、
これが当初の予定から「3.5時間の遅れ」であるという定量的な記録は、プロジェクトのリスケジュールの際にも役立つ。

スケジューリングをするのとしないのとでは、業務遂行効率もモチベーションもかなり変わってくる。
人は時間を区切ることで初めて効率良く作業を進めることが出来る。
特に裁量のあるソフトウェア開発者として働くなら、ぜひ習慣付けてほしい仕事術だ。

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