Zapier Gmail Slack

1.　はじめに

特定のメールをSlackのチャンネルに転送して全体周知ができる方法を探してみました。
（本当はWantedly内のメッセージをSlackに転送したかった・・・)
この記事では、Gmailで特定ラベルで受信したメールを、Slackに通知する方法を解説します。
前提として、Slackの有料プランやその他有料サービスは本記事では扱いません。

2.　ZapierでZapを作成し連携する

Zapierは様々なWebサービスを連携させることが出来るサービスです。
まずはZapierでアカウントを作成してください。

Zap（ザップ） とは、アプリ連携したワークフローの単位です。
この記事で紹介する「Zapier Emailで受信したメールをSlackに通知する」という一連の流れが、1つのZapになります。
2019年５月以降Gmailアプリの制限がかかったらしくGmail→Slackの連携が使えなくなったので、
一旦GmailからZapier Emailに転送してから、Slack通知することにします。
Gmail → Zapier Email → Slack

3.　設定手順（トリガー）

[MAKE A ZAP] をクリック

トリガーとなるアプリをまず選択します。
[Search apps…] に「email」と入力して [Email Parser by Zapier]を選択します。

[Trigger Event] をクリックし、[New Email] を選択し、[Continue] をクリック
→ [Trigger（トリガー）] とは、ワークフローを開始させる条件になります。

[Email Parser by Zapier account] をクリックし、[Zapier Email Parser] を選択し、[Continue] をクリック

[Mailbox]の下部に青文字でリンクがあるのでクリックしてZapierのメールボックスを作成します。

右上にある「Create Mailbox」ボタンをクリックすればすぐにメールボックスが作成されます。

XXXXX@robot.zapier.comのようなメールアドレスが作成されると思います。

メールアカウントを作成したらZap作成に戻り、先程作成したメールアカウントをトリガーに選択します。

[Test trigger]をクリック
→メールが表示されれば接続成功です。[Continue] をクリック
※トリガーテスト前にZapierのメールボックスにサンプルメールを転送しておくこと。

これでトリガーの設定は完了です。

※GmailからZapierEmailへの転送はZapierで管理していないため、Gmail側で設定が必要になります。
[設定]→[フィルタとブロック中のアドレス]→[新しいフィルタを作成]から対象のメールの転送設定が可能です。

4.　設定手順（アクション）

[Search apps…] に「slack」を入力して [Slack] を選択

[Action Event] をクリックし、[Send Channel Message] を選択し、[Continue] をクリック
→ [Action（アクション）] とは、アプリに実行させる行動のことです。
ここでは「Slackチャンネルにメッセージを送信する」というアクションを設定しています。

[Choose an account…] をクリックし、[+Connect a new account] をクリック
→Slackのログイン許可画面が表示されるので承認し、[Continue] をクリック

Slack通知する [Channel] と [Message Text] を選択し、[Continue] をクリック
→メッセージ内容をGmailの各項目、固定文字列などを組み合わせて自由にカスタマイズできます

[Test & Continue] をクリック

Slackにメッセージが通知されれば成功です。

設定したZapはHOME画面に表示されます。
ボタンで有効/無効を切り替えることが可能です。

5.　おわりに

実際にサンプルメールをGmailに送って確認してみます。
Slackのチャンネルに通知が来ました。

お疲れ様でした。
今回はSlackに通知を送る設定をしてみました。
無料でSlackに転送ができるので是非Zapierを活用してみてください。