- Yuhei
- Feb 25, 2022
Google Cookie
サードパーティCookieとは何なのか簡単にまとめました。
1.はじめに
Googleは同社ブラウザである「Google Chrome」において、サードパーティCookieを2023年中に廃止することを発表(延期)しています。
本記事では、上記のニュースを理解することを目標に、サードパーティCookieとは何なのか簡単にまとめました。
2.サードパーティCookieを廃止する理由
サードパーティCookieはサイトを跨いだトラッキング(ユーザーの行動を追跡してデータ収集)に使われていますが、プライバシーの観点で世界的に問題視されています。
世界中で個人情報保護の動きが活発化してきており、Cookieに頼らない広告配信の仕組みを作る必要が出てきているという背景があります。
Googleでは、ユーザーのプライバシーを考慮したサードパーティCookieに代わる新配信システム「プライバシー・サンドボックス」モデルの提唱・開発を進めています。
※Appleでは、既にSafariでサードパーティCookieでのトラッキングをブロックしています。
3.そもそもCookieとは?
Webサイトで「このサイトはCookieを使用しています。許諾する。」などのメッセージが表示されることがあるかと思います。
クッキーを簡単に表すと、ユーザーがサイトを訪れた日時や回数など多岐に渡るユーザー情報が集約されたデータ片のことです。
Cookieはドメイン毎に発行されており、ブラウザ側のストレージに保存されます。
3-1.Cookieの確認方法
ブラウザから右クリック>「検証」で簡単に確認ができます。
3-2.Cookieの用途
-ログイン状態の維持
同一人物がアクセスしていることを、サーバーが判断します。
-サイト内の行動計測
同一人物のサイト内行動を計測できると、Webサイトの導線などに関する課題を改善できます。
4.サードパーティCookieとは?
サードパーティCookieとは、ユーザーが訪問しているWebサイトのドメイン以外から発行されているCookieのことです。
4-1.サードパーティCookieの用途
-サイト横断の行動計測
配信している広告がCV(購入などの成果)にどれほどつながったか測定するために、サードパーティCookieが利用されることがあります。CVに至ったブラウザが広告から発行されたCookieを所持しているか否かで、広告経由のCVであるかどうかを判断できます。
-リターゲティング広告
リターゲティング広告の裏側ではサードパーティCookieが活用されています。
例えば、ユーザーがリターゲティングタグが設置されているウェブサイトAに訪れたとします。この時に発行されるリターゲティングタグは、サードパーティCookieになります。
そしてこのリターゲティングタグの情報をもとに、別のウェブサイトCを閲覧しているユーザーに対して商品やサービスの広告を表示させるというのがリターゲティング広告の仕組みです。
5.おわりに
今回はサードパーティCookieについてまとめてみました。
Googleの動向などは今後もニュースになると思うので注目してみてください。
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